【取材】日本臨床歯科CADCAM学会 理事 院長 江本 正

セレックを導入したきっかけは

展示会ですね。セレックのデモを見た時に、
「自分でおもうように設計ができるシステム」という所が面白いと思いました。

当院では、それまで自由診療の技工物は外部の技工所に依頼していましたが、 満足いく技工物が出来上がらない時もありました。 セレックシステムは、技工物を「自分でつくれる/おもうように作れる」という部分が「自分にあっているではないか」と思い、興味を持ち、後にセレックを導入する事となりました。

10年前に当院で初めてセレックを導入し、現在当院にあるのは2代目のセレックになります。いまでも非常に多くの患者さんにセレックシステムを利用し治療を行っています。

セレックで治療した時の患者さんの反応はいかがですか

反応はすごくいいです。
治療において、痛みやセットした後の不快症状がないですし、 治療後、年数が経っても再治療になりづらい事が満足してもらえるポイントですね。

逆に患者さんの立場で考えると、「なんなく治療する」という事は、患者さんの要望として最低限の部分で、 その上で「治療結果に不満がない」という事が患者さんの満足に繋がると感じます。

なによりセレックで治療をすると「患者さんの不満」に対してフォローする事がありません。それだけ素晴らしい医療機器ですから、正しい知識と確かな技術で、これからのセレックシステムも患者さんの満足度向上に貢献していく事でしょう。

結果、当院ではネットや口コミで広がり、セレックの稼働率は非常に高いです。
当院の場合、患者さんから「セレックで治して下さい」というケースもあったりしますが、 患者さんが来院時に「歯の全体を見て下さい」「悪い所があったら治して下さい」という要望から セレックを使用する事が多いです。 当院で治療した患者さんが口コミなどで広がり、遠方からいらっしゃる患者さんも多いです。

セレックシステムには経験や技術が必要なのでしょうか

必要ですね。
特に技術、そして知識が必要です。
治療した都度割れるとか、しみるとか、噛んで割れるとか、それはうまくいっていない証拠です。
正しい知識と技術でセレックを運用していないと、セレックシステムを使っていたとしても、うまく治療がいかないケースも出てきてしまい、ドクターも患者さんもお互いハッピーにならない結果になってしまいます。

セレックの勉強会について

今は全国で500人以上の大きな会員数になっているため、主に勉強会ではCADCAM会員のドクターの方に、海外の研修や新しい知識の情報収集や提供をおこなっています。私が担当しているのはCCCアドバンス(※)というコースをメインでうけおっています。
(※CCCアドバンスコース・・セレッククリニカルコース)

内容としては、セレックを扱っているドクターに対して、 審美的な観点や治療内容・実習等をレクチャーしています。セレックは道具ですからセレックをどう扱うかが重要な事で、正しい知識でセレックを運用する事が大事です。
セレック治療に限らず治療全般に言える事でしょう。

取材担当より

当時、セレックのトレーナーをしている江本先生に取材させて頂きました。勉強会を通じて会員さんに技術などを教える立場にあるインストラクター。今までセレックよる数多くの実績からセレックの正しい知識などを解説頂きました。世田谷のみならず幅広いエリアから患者さんが訪れ、先生の治療を希望されるのは、しっかりとした技術と経験があっての事だと思います。

医師情報

医師名 江本 正
医院名 江本歯科
ホームページ 江本歯科オフィシャル HP
セレックスタイルビューティー [江本歯科]

関連記事

  1. 【取材】日本臨床歯科CAD/CAM学会 前会長 草間 幸夫

  2. 【取材】ISCD国際セレックトレーナー 武末秀剛 院長